医療はコロナで儲けたのか!?

病院は人のために
「医療は慈悲の心ですべきで
儲けなんて考えていいのか」
と考える方が今の時代にも少なからずいます

でも病院も慈善事業ではありません

赤字になれば市民のためと思っても潰れるしかありません

コロナ禍における補助金は
非医療従事者からすれば
大きな儲けになっていた

勘違いしている人が多いです

しかし
コロナ医療体制を維持するために
必要な出費を各病院で負担していたら
採算が取れなくてつぶれるという病院が
もっとたくさんあったはず
です

医療資源による出費

コロナ禍では
感染管理をするのに多くの医療資源が必要でした
(マスクやエプロン、アイシールド、帽子など)

これらを一人の患者に1セットではなく、
感染者から離れる時には捨てて
感染者と触れるときには身に着ける

しかも
これをいろいろな職種がするのですから
1患者に10セット以上ということもザラです

客(患者)が多ければ儲かるは間違い

病院にとって収入源を考えるときには
お店と一緒です

単価×客数

患者さんの単価というのは診療報酬で決まっていますので
架空請求をしない限り
そこを大きく増やすことはできません

一方で患者数は非常に重要で
病床(ベッド)にどれだけ患者さんが入院しているか
これがベッド稼働率」といわれ
非常に重要になります

ベッド稼働率が落ちることは
病院の経営にとっては大打撃

1患者=同じ医療負担ではない

一方で
ベッド稼働率が高いのがければ
経営陣は喜びます

しかし現場は
同じ1人の患者でも
10人分くらい手がかかる人もいます


逆に
集中的に人や薬などを使わないと
死んでしまう人もいます

命は平等であっても
全員が同じようにやっていたら
助かる命も助かりません

コロナ対応は経営的には効率が悪い

コロナは
感染を広げない
ことが重要です

普段なら一人で対応可能な患者対応でも
きれいなゾーンで働く人
感染者のゾーンで働く人

等の区分けも必要です

つまり
1患者を受け入れるのに
2倍の人数配置が必要


受け入れ数は同じ一人なのに
人件費は倍

経営的には非常に効率の悪いのがコロナ医療
と言えます

病院は医療体制を維持し、
経営の補助を受けたことはまちがいないのですが

「病院に勤めている職員は儲けたのか

答えは
「儲けた職種がある」

具体的に儲かったという人は
・医師や看護師などワクチンを打つのに携わった人
・コロナ対応を実際にした人

とはいっても
施設によっては手当が付かなかった場所も
多くあります


だから
「医療従事者≠儲けた」

が正解です

ちなみに病院などの医療をする場所には
給付金はあったけど

老人ホームや訪問看護などの分野には
ほとんど手当はありませんでしたので
「私たちは貰ってない」
という方々も多くいます

決して医療従事者だから儲かった
という前提にされると
気分を害される方も多くいると思いますので、

医療従事者はコロナで求められた
だが
その活躍に見合った報酬があったとは言い切れない

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